オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]

ラノベ感想

ライトノベルのオーバーロード15巻を読みました。
タイトルの通り今回は上下巻構成のため、この巻は中途半端なところで終わります。
不完全燃焼になりたくない方は、上下巻揃えて読んだほうが良いかもしれません。
それでは、以下ネタバレを含む感想です。

オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]
ライトノベル「オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。大樹海に木霊する咆哮。

あらすじ

大樹海に木霊する咆哮。
魔導国の急拡大を懸念した法国首脳陣はエルフの王を打倒し、魔導国に備えることを決断。
同じころ、アインズは「アウラとマーレに友達を作ってあげたい」という親心から休暇と称して双子を連れてエルフの国へ旅立った。
法国が大攻勢を仕掛けるさなかのアインズのエルフ国訪問に湧きたつナザリック幹部たち。
智謀の主・アインズに期待され奮起した双子は大樹海を縦横無尽に駆け抜ける!

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感想

たぶん次の被害者スレイン法国とエルフ王国

 さて、前回でリ・エスティーゼ王国が滅んだわけですが、今回の舞台はエルフ王国とスレイン法国です。
 スレイン法国と言えば、カルネ村で最初にアインズ様が遭遇した勢力の一つで、最強部隊の漆黒聖典を有する国ですね。万全装備でなかったとは言え、王国最強の戦士ガゼフを漆黒聖典よりも下の陽光聖典の隊長1人で追い詰められるほどの強さを誇っています。
 彼ら法国陣営が幕間では、ナザリックに対抗すべくいろいろ話し合い、闘いの準備をすべくエルフ王国を先に抑えようするわけです。
 が、今回アインズ様は、アウラとマーレの友達作りをしたくなったので、エルフ王国に向かっちゃいます。

ざっくり勢力図

ナザリックツアー in 第六階層

 アウラとマーレにエルフ友達を作ってあげたいと思っていたアインズ様。
 今回のエルフの国編の最初は、その下準備ということで、アウラ・マーレとの面会を兼ねた第六階層のツアーから始まりました。
 目的としては、いつぞやナザリックの防衛練習のときに確保された奴隷のエルフ3人娘。最後はだいぶ心が壊れた様子でしたが、現在はマーレの側使いとして楽しくしているようでした。
 何から何までマーレのお世話をしているようですが、マーレ的には正直うっとうしいようですね。
 エルフの国を訪れる際の情報源として、今回アインズ様とお話することになりました。
 アインズ様的にはエルフの国に帰してあげたかったようですが、3人娘は意外なことに断固拒否でした。ナザリックの料理だったり、待遇だったりが素晴らしく帰りたくないようですね。アインズ様もそれならと正式にメイド採用する気のようですし、幸せそうで何よりでした。
 敵対すると悲惨なことになりがちですが、ちゃんと服従すればハムスケしかり、だいたいみなさん幸せそうですね。

エルフの国へ

 情報収集を済ませたあとに、いよいよエルフの国へ。
 と言ってもエルフというのはあまり国の意識が強くなく、村々が点々と存在してるとのことなので、そのうちの1つの名もなきダークエルフの集落へと向かいます。
 ダークエルフの集落へ着くと、友好関係を築くべくアインズ様の必勝の策、泣いた赤鬼作戦を実行します。と言っても、道中アウラが捕まえたハムスケくらいの強さをもつモンスターをけしかけ、それをアウラが助けるという、いつも通りのマッチポンプですね。
 作戦通りアウラはヒーローになり、さっそく信者ができるほどの人気ぶりになったところで、上巻としては終了でした。
 アインズ様的には、同じ立場の友達を作ってあげたかったので、自分で立てた作戦ながら「ぐぬぬ」となっていたのは面白かったですね。
 ただ、エルフの国についたところでほとんど終わりとなり、メインとなるお話はほとんど下巻のようですので、今回はほとんど日常回です。日常回もいろんなキャラの状況や性格がわかって楽しいですが、やはり大きな戦いも楽しみなので、下巻が早く読みたいです。

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