妹が女騎士学園に入学したらなぜか救国の英雄になりました。ぼくが。 (富士見ファンタジア文庫)

ラノベ感想

 ライトノベル、「妹が女騎士学園に入学したらなぜか救国の英雄になりました。ぼくが。」を読みました。
 いい意味で気軽に読める本で、こういうので良いんだよ的な魅力がある作品です。
 それでは、以下ネタバレを含む感想です。

感想

良い意味でライト

 涙が止まらないような作品はもちろん素晴らしいですが、感動するのって実のところけっこう体力使いますよね。
 そんな中、本作は非常に軽い気持ちで楽しめます。ライトノベルというジャンルにはまっているかもしれません。

 主人公は一般人です。妹が名門の騎士学院に入ったところ、学園で1番強いユズリハと互角だったところから、その育ての兄である主人公に注目が集まり、いろんなことを解決、目立っていくことになります。

 この1巻の中だけでも、他国からの刺客の撃退、国家滅亡級のモンスターの撃退、隣国との紛争危機の解決などなど、すごいペースで国を救っていきます。

 それでも本人はどこまでも庶民感覚なので、地位や名誉よりお寿司を食べることを楽しみにしてるあたりがなんだかおかしいですね。

ヒロインは巨乳統一の潔さ

 ヒロインは、表紙にも登場している、妹のスズハ、公爵令嬢のユズリハ、王女のトーコです。属性としても非常にポピュラーかつ、作者の趣味で全員巨乳というわかりやすいヒロインです。

 主人公が圧倒的に力を見せていくため、それぞれ助けられてフラグが建っていくことになりますが、この辺もシンプルで良いのかなーと。

 ユズリハは主人公のシンプルな強さにほれ込み、スズハはもうもとから最強の兄を慕っていますし、トーコも暗殺されかかっているところを助けられと、複雑な過程がないぶん、安心して読める楽しさがありました。

 ということで、全体を通して非常にシンプルなライトノベルの仕上がりで、本当に軽い気持ちかつ一息に読めるので、ちょっと最近ライトノベルを読む腰が重い人におすすめです。
 水戸黄門的な、お味噌汁のような、こういうので良いんだという1冊でした。
 感想は以上です。ありがとうございました。

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