ライトノベル、「妹はカノジョにできないのに」の3巻を読みました。
すでに表紙が最高で、変わらず妹がかわいい、しかしそれ以上にストーリー的にも重要な回となりました。
それでは、以下ネタバレを含む感想です。
感想
可愛いがいっぱい
今回はクリスマス回ということになるでしょうか。表紙の雪季のサンタコス最高ですよね。
さて、物語の序盤でさっそく、桜羽家への居候として霜月透子がやってくることになりました。
1巻では悪役ポジションだったことを考えると、一気にメインキャラへと昇格してきましたね。正式に桜庭ヒロインの1人となったということでしょう。
しかしそれだけには留まりません、さらに新キャラとして、中学時代に春太と良い中だったという氷川姉が登場しました。金髪ツインテ関西弁と、なかなか濃い新キャラです。
そんな新ヒロインの氷川姉とフラグを再構築したり、透子と水着で一緒にお風呂にいったりと、メインの妹たちとは別の女の子たちともどんどん仲良っていく春太でした。
どのヒロインたちも可愛いし、晶穂と雪季も相変わらずかわいいし(メイド服カラーイラスト最高でした)、本当にかわいい女の子がいっぱいなのが本作のおおきな魅力ですよね。
重いもいっぱい
そんな楽しいヒロインたちとのイチャイチャの裏で、しっかり家族問題についても動きがありました。晶穂の母である秋葉より、過去の情報がいくらか開示されました。
春太実母と晶穂母は高校時代の先輩、後輩の関係であり、いっしょにバンドをやっていたこと。春太父はそんな春太実母の5歳年上の幼馴染であったこと。
春太に会いたがっていたが、もともと体が弱く、出産後は病院で動けない状態にあったこと。こっそり春太の様子を見に行った時、新しい妹と一緒にいる春太を見て、取り戻すことをあきらめたこと。
晶穂母も春太実母同様に体が弱く、長く生きられる保証がない身であったことなど、衝撃的な話ばかりでした。だから兄でも彼氏でも何でも良いから、晶穂の側にいてあげて欲しいと。
ここまで作中では魔女と晶穂に呼ばれていましたが、ここにきてすごく母としての一面が強く、衝撃的な話ばかりでした。
そして、作中の最後で晶穂母が亡くなるというそれ以上の衝撃で、この巻は終わりとなりました。
いやー、もう感情のジェットコースターがすごいですね。個人的にはもう、全員カノジョで、全員妹でそれでいいじゃないかと、”or”じゃなくて”and”で良いじゃないかと思わずにはいられませんでした。
あとは、ここまで空気となっている春太父が何を語るかが全てな気がしますね。命の短い2人への愛情があったのかもしれませんし、その辺は今後を待つしかないのでしょう。
ということで、3巻でした。
もうとにかく全員に幸せになって欲しいし、晶穂には強く生きて欲しいし、4巻を早く読みたい、そんなあれやこれやでいっぱいな巻でした。
感想は以上です。ありがとうございました。
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