顔さえよければいい教室 1.詩歌クレッシェンド (富士見ファンタジア文庫)

ラノベ感想

2022年6月のMF文庫の新刊、「顔さえよければいい教室」1巻を読みました。
著者は三河ごーすと、イラストレーターはnecomi。

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あらすじ

 音楽、ダンス、ファッション――あらゆる分野の天才が集う芸能学校・私立繚蘭高校。
 だがその実態は、「顔」をはじめとした外見ですべての評価が左右される教室だった。
 俺の妹・池袋詩歌はヒキコモリで、兄ナシでは生活できない要介護人間のせいか、配信のセンスもスター性も壊滅的。
 この学校では最弱かと思われた。
 だが俺は知っている。ネットで顔を隠して伝説になったVSINGER。その正体こそが詩歌だと。
「――青、この曲の色。私はそれに合わせて歌うだけ」
 ゆえに詩歌の歌声は唯一無二。学校のあらゆる常識を覆し、彼女の才能は見出されていく――!

https://fantasiabunko.jp/product/202206kaosae/322201000790.html

感想

三河ごーすと富士見へ進出

  • 義妹生活
  • 自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?
  • 友達の妹が俺にだけウザい

などで有名な、三河ごーすとさんが富士見ファンタジア文庫に進出ですね。
文章としても非常に読みやすく、続くと書かれていることから、続巻も確定しているようです。

芸能学園でノーゲームノーライフ?

舞台は芸能学園。学園独自のyoutube的なシステムで、再生数やいいね!を稼ぐことが目標となる世界です。
主人公の妹は歌の天才だけど、髪のばしっぱなし、口数少なめの生活破綻者。
主人公はそのお世話をするマネージャー的存在です。
某白さんを思い起こす存在ですが、学園のルールなるものが存在し、ルールの最後もルールを守って楽しく~的なことが書かれているので、MF文庫の名作を意識しているようです。
あちらと違う点としては、兄は天才的な存在ではないことでしょうか。
現代のyoutubeな世界観と合わせて、良い味をだしているように感じました。

主人公はフィジカル最強か

主人公が妹と一緒に学園に入っているのは、完全におまけです。
お世話をする存在として同じ学年に在籍し、テストも免除を受けている存在です。
なので、妹の歌を支えるような天才的な作詞家、作曲家などではありません。
ただ、フィジカルが最強なようで悪役を容赦なくふっとばせるほどの強さを持っています。
この辺の主人公の深堀が次巻以降の楽しみですね。

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