GA文庫の2022年7月の新刊、ゴブリンスレイヤーの16巻を読みました。
あらすじ
「やっぱり嬉しい? あの子たちが勝ってるの」
https://ga.sbcr.jp/product/9784815613464/
馬上槍試合に沸き立つ王都へやってきたゴブリンスレイヤーたち。
試合で活躍する圃人剣士、そして少年魔術師の成長を見守り、束の間の休息を楽しむ彼らだが、再会した王妹が倒れた事で事態は急変する。
王妹は何者かに”呪われて”おり、熱狂渦巻く王都の裏には――邪悪な灰の気配が広がりつつあった。
急遽王妹の代役を引き受けることになった女神官。そして――。
「ゴブリンならば、俺が行こう」
ゴブリンスレイヤーは王命を受け、その根源に立ち向かう!
感想
いつも通り裏でゴブリンを掃除するゴブリンスレイヤー
早いものでゴブリンスレイヤーも16巻です。
当初は1巻の大半をゴブリンスレイヤーが冒険してましたが、最近は各巻のサブ主人公にメインを譲りつつ、裏でのゴブリン掃除が多いですね。
今回も王都の闘技場の賑わいを背中に、ゴブリンたち(とヴァンパイア)を倒してました。
巻を重ねるごとに人間味が増していっててなんだか良いですね。
牛飼娘と受付嬢
辺境の冒険ではなかなか出番のない二人ですが、今回は王都ということもあり、二人もしっかり出番がありました。
牛飼娘の余所行きの私服や、受付嬢とコンビでのメイド服姿など、二人のファンとしてはうれしい巻です。
ゴブリンスレイヤーも人間方面にゆっくり成長しているので、これからもどんどんアタックしてほしいところ。
圃人剣士と少年魔術師
カラーイラストももらったこの二人がこの巻のもう一組の主人公です。
闘技場で大活躍するほどの成長を遂げていました。
ゴブリンスレイヤーがかかわった人たちが成長していく様は良いものです。
平等とは、公平とは
たぶん今回書きたかったテーマが平等とかだと読み取りました。
王都では差別をなくすために種族関係なく同じ試合をさせたり、差別を助長するといって特定のコスプレを制限しようとしてみたりと、平等過激派ともいうべき状況になっていました。
その中で、女神官たちは違和感を感じ、本当の個人の尊重について語るところは現実でも大切なことなのかなと感じたり、そんな真面目なお話でもありました。
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