今回は2022年5月発売の「主人公じゃない!03」の感想です。
まず何より思ったことが、続巻が出て良かったということです。前回の発売から1年近くたっており、正直終わったのかなと思っていました。ただ、あとがきを見る限り、打ち切る予定はなく、売り上げ依存のようですので、本巻が売れれば続きが見れそうで良かったです。
本編の話をすると、あらすじにもありましたが、女の子が2人追加されました。1人目の「リリー」は男の娘のテーマに挑む感じですね。正直その主張をするがためのヒロインな感じでした。男の娘属性の解釈について認める人、認めない人それぞれ分かれることでしょう。
2人目の「ロゼ」。こちらは本編に関わってくるキャラでしたね。もう一つの役目としては、ロールを持たない一般人をこの物語でどう扱うかの試金石的存在だったと思います。ただこれによりレクスの不憫さ際立つ結果になったのはドンマイですね。
そして本作の3分の1は外伝ということで、数年ぶりに街に帰ってきたA級冒険者から見たレクスの偉業の紹介といった感じでした。客観的に見た偉業と、正直なところメスガキキャラが書きたかっただけじゃないかなーと思いつつ、レクスの過労っぷりが見て取れました。
さて、本編では相変わらずゲーム上の主人公不在ですが、物語が動き始めたところで終わってます。願わくば4巻が出てほしいところですが、また1年後だったら大変ですね。
主人公じゃない!03 単行本 – 2022/5/26
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