才女のお世話1 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫) 

ラノベ感想

 ライトノベル「才女のお世話」の1巻を読みました。
 やはり人類の魂はお嬢様を求めてやまないですよね。以下、ネタバレを含む感想です。

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あらすじ

 男子高校生・友成伊月は、誘拐に巻き込まれたことが切っ掛けで、日本随一の財閥のお嬢様・此花雛子のお世話係をすることに。
 表向きは才色兼備な雛子だが、その正体は生活能力皆無のぐうたら娘だった。しかし、家の都合で、学院では「完璧なお嬢様」を演じなければならない雛子。そんな彼女を守りたいと思い、甲斐甲斐しく世話を焼く伊月。やがて雛子も伊月に全力で甘えてくるようになって――「今は……伊月が傍にいない方が、嫌」ギャップ可愛いお嬢様との主従を越えて始まる恋物語。

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感想

お世話を求めるお嬢様は可愛い

 お風呂のお世話とか、食事のお世話とか、着替えての手伝いとかを求める浮世離れしたお嬢さまは最高ではないでしょうか。私にとっては最高です。
 そんなお手伝い必要系お嬢さまが本作品のヒロイン、此花雛子です。甘え力、嫉妬心も強く、ほかのお嬢様のお世話をしようものなら、すごく拗ねます。そういうところも良いです。
 主人公の伊月は、お嬢さま系の基本である、貧乏一家でアルバイトしながら生活している学生で、両親が夜逃げする感じの不憫な生い立ちの主人公です。
 お嬢さまに拾われたあとも、勉強に護身術にとすごく努力する頑張り屋で見てて気持ちのいい青年です。

周りのキャラクターも良き

 お嬢さまものと言ったら、そのほかの女の子たちも重要ですが、しっかりいます。
 ライバル企業のご令嬢、天王寺美麗。金髪の巻髪で、「ですわ」系のツンデレ風味お嬢様です。悪役令嬢タイプではなく、ライバルの雛子に対抗心を燃やし、しっかり努力して挑む、男気にあふれた気持ちの良いお嬢様です。
 大手スポーツメーカー企業のご令嬢、都島成香。見た目はクール系美少女なものの、実際は割とポンコツで、主人公と幼少期に交流があったお嬢さま。
 現役女子大生メイドの静音さん。主人公たちの面倒を見る完璧クール系の女性です。主要キャラですが、こう深堀される日が楽しみなキャラですよね。お姉さん的存在でしょうか。

 といった感じで、1巻でも十分に魅力的な女の子たちが多く、楽しめます。お嬢さまものが好きな方はぜひ読んで損はない作品です。
 感想は以上です。ありがとうございました。

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