オーバーロード16 半森妖精の神人 [下]

ラノベ感想

 ライトノベルのオーバーロード16巻を読みました。
 ついに登場した絶死、そしてあと2巻で完結という驚き。
 それでは、以下ネタバレを含む感想です。

あらすじ

ダークエルフの村に滞在し、村民と交流を続けるアインズと双子。
しかし法国の侵攻はついにエルフ国を攻め落とされんばかりとなった。
一計を案じたアインズは行動を開始。

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感想

アインズ VS エルフ王

 ダークエルフの村で引き続き交流をはかるアインズ一行。
 アウラとマーレはお友達作戦をやってみたり、アインズはダークエルフの薬師に仮弟子入りしたり、お友達作戦こそうまくいってないですが、アインズが楽しそうで何よりでした。
 交流をはかっているところについに、法国の攻撃の連絡を受ける一行。エルフ国の様子を見るべく、エルフ王のもとへ。
 エルフ王は話を聞かないかつ、アウラとマーレを見て、我が子を産めとかセクハラをかますので、アインズパパが怒りのグーパンをかまし、VSエルフ王が始まります。
 エルフ王はアインズの見立ていわく、レベル70オーバー、召喚術に限り第10位階まで使えるという作中屈指の強者です。とは言え、アインズの敵ではないので、様子見をしながらゆっくりと戦い、これを撃破します。
 敗れたエルフ王は逃走、アインズはマーレに追撃を依頼し、戦闘終了となりました。

マーレ VS 法国最強:絶死

 アインズの指示を受けたマーレはエルフ王を追います。しかし、法国よりエルフ王を討つべく出撃していた、法国最強の絶死に先を越されます。
 そして始まる「マーレ VS 絶死」。絶死のレベルはなんと88、もちろんアインズたちレベル100組には及びませんが、人間勢力としては考えられないレベルです。
 作中で王国最強として扱われ、強さの基準にも使われていたガゼフがレベル30台だったことを思えば、恐るべき強さです。
 戦闘は基本的にはステータス及び装備で勝るマーレが優位に進めました。とはいえ、そもそもこれまでの状況を考えれば優位とは言え、階層守護者と勝負が成立するのがおかしいです。さらにシャルティアの使うエインヘリヤルや、アインズの使うThe goal of all life is deathまで習得していました。
 最終的にマーレが切り札の「小災厄(ぷちカタストロフ)」で勝ちますが、間違いなく最強の人間でした。

 アニメでもチラ見してた絶死がついに見れたのは良かったですね。ただ戦闘以上に、闘いの中で絶死がマーレの目を見て、王の印がと気にしていたり、マーレの様子を見て感情のない人形と評価していたり、NPCであることを察していたりする描写が気になりました。
 強さだけでなく、間違いなくこれまでのキャラクターの中でも、ユグドラシルの核心に近い人物なのでしょう。
 とりあえず生きて捕縛しているので、次巻以降、どのような情報が手に入るのかすごく楽しみですね。

あと2巻で完結

 そしてなんとあとがきにて、あと2巻で完結との報告が…。
 今回のように上下巻構成のような書き方ですので、次回の発売をもってオーバーロードが完結ということになりますね。
 次回が法国とのことで、一気に評議国も終わらせるのでしょうか。正直なところ、終わらせたかたがぜんぜん読めないところがあります。退場者も多いとは言え、登場人物の数を考えても俺たちの戦いはこれからだENDが精いっぱいのような。
 寂しくもありつつ、次は1年後か、あるいは完結巻は往々にして発売されないのがラノベの傾向としてあるので、数年待つことになるかもしれませんね。首を長くして待ちたいと思います。
 感想は以上です。ありがとうございました。

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