ランジェリーガールをお気に召すまま3 (MF文庫J)

ラノベ感想

 ライトノベル、「ランジェリーガールをお気に召すまま」の3巻を読みました。
 水着回に雪菜回と、物語が大きく動く1冊となっていましたね。
 それでは、以下ネタバレを含む感想です。

感想

水着回といよいよ始まるヒロインレース

 物語の前半は、海への旅行、すなわち水着回です。

 ランジェリーをテーマにしている都合上、下着回がメインとなる本作ですが、ついに水着回を迎えました。一応はスランプを迎えている主人公の息抜きという体ではありますが、お約束と言えど読者には嬉しい限りです。4人娘の水着カラーイラストもありがとうございます。

 水着回と言いながらも、けっこう大切な意味を持つ旅行となりました。
 というのも、旅行に出かける前に、謎の占いにより裸を見た異性が自分の結ばれる相手となるという、明確なヒロインレースの伏線が示されていたからですね。

 ということで、ドキドキしながら読み進めていましたが、裸を見ることになったのはズバリ、絢花雪菜瑠衣の4人でした。ですので、この4人がヒロインであることは確定したわけですね。
 わかっていたと言えばそうですが、つまるところ、2巻や本巻でもこっそりアピールを頑張っていたバレー部の吉田さんのフラグは消滅したわけで……(涙)。強く生きて欲しいですね。

デレ期を迎える後輩

 物語の後半は、女優業に復帰したものの悩みを抱える雪菜回でした。

 最初はストレスから太ってしまい、そのダイエットに恵太が付き合うところから始まります。
 恵太は雪菜に付き合って一緒にランニングとかしてくれたりするわけですが、もうその時点でかっこいいですよね。

 困っているときにアドバイスをもらったり、話を聞いたりするだけでも結構なことですが、自分と一緒に汗をかいてくれる人はなかなか居ないですよね、恵太の下着に関わらずまっすぐなところは本当に男前だと思います。

 しかしこれもありがちではありますが、あなたに私の気持ちはわからないと、そんな献身的な恵太に悩む雪菜はきつく当たってしまいます。

 が、メンタル強者の恵太はなんのその、自分にできることで雪菜の支えになろうと、勝負下着を作って送ることになります。下着で気持ちを伝える主人公も珍しいですが、男気は間違いなくありますよね。

 そして雪菜は恵太への恋心を自覚し、なんと一気に告白までしてしまいます。行動力の鬼ですね。
 恵太は返事を保留することにしましたが、この一石により、物語がどう動いていくのか、楽しみです。

 ということで、3巻でした。
 雪菜はツンデレ枠でしたが、デレた最後がとにかくかわいいですね。こんな後輩が欲しい人生でした。
 感想は以上です。ありがとうございました。

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