悪役御曹司の勘違い聖者生活 ~二度目の人生はやりたい放題したいだけなのに~ (電撃文庫)

ラノベ感想

 「悪役御曹司の勘違い聖者生活 ~二度目の人生はやりたい放題したいだけなのに~」を読みました。
 以下、ネタバレを含む感想です。

感想

悪徳○○×勘違いコメディ

 主人公のオウガは転生者です。前世としては一般人で、公爵家の息子という立場になります。
 基本的な思想としては、前世は善良な市民として生きたゆえに、今生では欲望のままに生きてやろうというスタンスです。

 ただ、良識は持ってますので、ある程度世の中に配慮して行動を起こす結果、やることなすことが良いことになり、周りからは英雄という扱いを受けていく、悪ぶり主人公が勘違いされるストーリーです。

 この辺もすっかり一つのジャンルとして確立されてきたところがあるので、何かしらの呼称がほしいですね。

学園でハーレム

 舞台としては魔法のある異世界ファンタジー。本巻では更に学園がメインの舞台となります。

 主人公のオウガはハーレムを目指すべく、いろいろ暗躍しますが、結果的に世の不正を暴く方向へと転がっていきます。

 本巻で仲間兼ハーレムとして加わるのは3名。貴族でなく平民ながら稀有な魔法の才能を持つマシロ。元騎士団長ながら不正を暴こうとして追放されたアリス。同じ公爵家の一人娘のカレンの3人ですね。

 誰がメインヒロインということはなく、同列な印象を受けました。個人的なタイプとしてはマシロですね。立ち振るまいとしては正妻ポジションでしょうか。

 全体としては、特にシリアスな展開もなく、複雑な設定もないため、気楽に楽しく読みやすい異世界転生ファンタジーでした。

 感想は以上です。ありがとうございました。

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